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愛宕公園から発信する まちづくり活動情報

A dream of 400 begins with one idea.
樹齢400年の桜から、それはひとつの種、
もしそれが芽吹くことがあるのなら、
これから私たちの子から孫へと繋ぐ400年の夢と世界の可能性。

2005年の秋、それはとある喫茶店で「あの桜をなんとかしたらどうかな?」。この一言が「墨染めの桜」との出会いのきっかけでした。そしてその場所で撮った葉も落ちて屹立する木立のシルエットが妙に美しいと感じたことでプロジェクトがはじまりました。

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桜のことを調べはじめ、いろんな人に教えてもらう。なんだか桜が人っぽく感じるためか、無謀にも実生に挑戦することに。まずは種を拾わねばなりません。種に付着する実をきれいに取らねばならぬ、さらに冬越しをせねばならぬ、やること考えることが初めてのことばかり。「郡上八幡まちづくり協議会」東部部会の仲間の協力を得て「種ひろいイベント」をやることに。そして秋には「種まき」イベントまで実施。

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不遇(?)にも翌年春に蒔いた種が発芽することに、この時永い道のりを予感することになりました。最初は草である桜は秋までに葉を彩づかせ、冬を迎える頃には葉を枯れ落とすことで苗木となるのです。
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郡上市が合併する直前に「墨染めの桜」の穂木を穫り継ぎ木で育ててる苗木があるとのこと。移植先がなければ処分をされる。造園緑化協会青年部郡上支部の仲間の協力を得て苗木を仮場所に移植をすることになりました。
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プロジェクトを始めて幾年月、いくつかの失敗もなんのその、2010年秋には「郡上八幡城 築城450年」を記念して「墨染めの桜」の植樹を行うことに。けれどまだこれからなのです。既に植えられている桜たちは未だその花を私たちに見せてはいないのですから。
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桜の寿命はせいぜい60年です。それが時として高樹齢ともなってしまうのは、ひとえに枯れないよう人が手助けをするからです。人が暮らす風景にこそこういった大事にされる桜が在るのです。愛宕公園に在る「墨染めの桜」は遠藤慶隆が植えたとされるゆえに400年の樹齢と云われています。遠藤慶隆は城下町である郡上八幡のまちづくりを成した人物です。慶隆が描いた夢はこの「墨染めの桜」のように今でも私たちに郡上八幡に暮らす歓びを与えてくれてます。私たちが考えなくてはならないこと。それはこの400年という過去の時間をひるがえし、私たち自身がこれからの400年にむけて創りつづけることができるのか?ということだと思います。私たちはいかな不況な時代に遭遇しているとはいえ、人類の歴史からみても最も物質的に豊かな世界に生きています。しかし人間が本当に立派な存在であることを示しているとは残念ながら言う事はできません。私たちはどう生きても80歳くらいまでが寿命です。しかし私たち「まちづくり」への想いと夢と活動は、私たちが育て植えられたこれらの桜たちにより、その美しい花を愛でる人々の暮らしに大事されることで400年後の未来へと紡いでくれるのです。
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